学部?大学院

研究科長からご挨拶

 竞彩足球app下载大学院 看護学研究科 研究科長 石田和子

 2002年、竞彩足球app下载は看護学の単科大学として開学し、2006年に大学院修士課程看護学研究科(2018年4月博士前期課程に改称)を開設、2018年に博士後期課程を開設しました。学士課程に続く大学院博士前期?後期課程を設置する看護系大学は、県内では本学を含めて2校のみであり、2021年3月末現在、博士前期課程修了生は100名に及びます。大学院生のほとんどは保健医療機関、教育機関に在職する社会人学生であり、就業を続けながら修学できるように土日祝日や夜間に授業時間を設け、学生の個別状況を考慮した研究指導行っています。
 本学は、「地域文化に根ざした看護科学の考究」を教育研究のミッションに掲げていて、そのミッションは大学院を有する大学において深化?発展できると考えます。雪国という自然環境に生きる人々が培った生活様式、少子高齢化が顕著であり、その中で自立して生活する、あるいは弱い立場にある人々のケアニーズの探求、看護提供のあり様など地域文化に根差した看護学研究の課題は山積です。また、博士前期課程に専門看護師教育課程(CNSコース)を開設し高度実践看護師育成の道を開いてきたことは本学の大学院教育の大きな特色であり、令和3年3月末現在、専門看護師教育課程修了者は「がん看護」20 名、「地域看護」4名、「老年看護」7名に及び、修了生はCNSの資格取得後、看護の実践現場で様々活躍しています。
 現在社会は、科学の発展により今まで未知であったことが解明され、技術革新が進む一方で、竞彩足球app下载感染症の世界的パンデミック、地球環境の変化による自然災害の多発といったこれまで人類が経験したことのない困難に遭遇しています。看護は、いかに病む人、家族に寄り添い、力を引き出し、生きる希望を失うことなく支えることができるのか?住み慣れた地域で生活しながら質の高いケアを受けるシステムは可能か?社会は実践から政策まで看護職に対応を求めています。社会がどの様な状況下にあっても、研究能力を基盤として、そこに存在する問題を見つめ、解決しつつ、前進できる能力と意欲をもつ看護実践者、看護管理者、研究者、教育者が求められています。本学大学院看護学研究科は、このような能力を持つ看護職者の育成を目指します。
 本学は新潟県上越市に位置し北陸新幹線が開通し東京まで2時間の距離にありますが、竞彩足球app下载感染症の影響で広まったパソコンやスマートフォンを使用したWeb会議システムは遠隔地に居てのコミュニケーションを可能にしました。大学院の授業や研修、研究指導にこれらのツールを積極的に取り入れています。
 臨床現場の疑問を看護研究へ繋げたい!看護専門職として高度な実践能力を修得したい!将来、大学の看護教育研究者になりたい!と考えていらっしゃる方、竞彩足球app下载大学院看護学研究科でのチャレンジをお待ちしております。

学部?大学院

このページのTOPへ
 
このページのTOPへ